この日は朝、ロンドンシティー大学の日本人留学生担当官の
佐藤さんの事務所に行って、ロンドンの大学についてのお話を聞きました。
「日本の大学はバカになる為に行くところだ。」などの毒舌、冗談をまじえながらで、
とてもおもしろかったです。
ロンドンの大学は、本当に勉強がしたい人だけしかいかないし、
その入学選考も、日本の受験システムとはかなり違うやり方である、ということが
だいたいわかりました。
「テストで100点取ろうとするのが日本の学問だけれども、
ロンドンでは、100点を取ろうという発想はない。なぜなら、学問とはそもそも
わからないからこそ、するものであって、したがって、100点という点数はありえないと考える。」
とか、
「この学校に入れば大企業に就職できるだろうとか、これを勉強してあの仕事に就くとか、
それはみんな、学問したあとに付いてくる結果であって、動機ではない。
動機とは、もっと純粋に、これがしたい!と思うことだ。
動機主義で生きれば、後悔しないんだ。」
とか、ほかにもいろいろ、耳に残る言葉があって、
すごくよかったです。
その後、ロンドンシティー大学の見学をしました。
驚いたことは、おっさんがたくさんいたことです。
大学の中の、おっさん人口が、異様に高いのです。
しかも、佐藤さんの話によると、彼らはみんな教授ではなく、大学生だということです。
ホントに勉強したい人、というのは、若い人ももちろんたくさんいるけど、
おっさんたちの中にもたくさんいる、ということです。
昼ご飯は大学の学食で食べましたが、
そこもやっぱりおっさんがかなりいました。
ちなみに味と値段の方は、まあまあ良かったです。
夕方は、イザベラさんという、
前にロンドンcity大学のMBAの研修旅行で日本に来たフランス人の女性のお宅に遊びにいきました。
(旦那さんがイギリス人なので、家がイギリスにあるのです。)
その研修旅行のとき、僕たち上田学園の生徒達は、学生達の研修に付きそって、
自民党にいったり、国会に行ったり、会社を回ったりしたりしました。
そして研修の様子を写真撮影したり、いろいろと大学側のお手伝いをしたのです。
そして、そのときにちょっと親しくなって、
今回の旅行を僕がメールしたら、来ていいよ、ということになったのです。
すごい素敵なお家でした。
なんだかすごく家の中が暖かい感じでした。
食器とか、すごくカラフルで、それもすごい暖かい感じで、これは日本にはない
すばらしいものだなあと思いました。
いろんなお菓子をご馳走になった上、お土産まで頂いて、
すごくいい思い出になりました。
家をお邪魔した後、
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」を観に行きました。
イギリスはミュージカルが盛んだというので、行ってみました。
歌と踊りで、盛り上がるシーンはホントに、迫力気力満点で、
なんだか、舞台の上で「幸せが爆発してる」ような気がしました。
僕は中盤少し眠ってしまったけど(笑)、
アカバンが隣で一生懸命観てるのが印象的でした。