悩める子羊

 

 

最近、学園宛に子どものことで、悩んでいる親御さんから電話やメールがよく来る。

その度に上田先生から、生徒に相談が持ちかけられる。「みんなどう思う?」悩みの内容を聞いて生徒で話し合って、それを参考にした上田先生が親御さんに返事をしている。

自分達、生徒は皆それぞれ上田学園に来るまでに紆余曲折(ちょと格好つけてます)を経て色んな体験をしてきています。

 

例えば自分(知花)は義務教育を小中学合わせても3ヶ月程しか受けていません。(沖縄出身)

 

成瀬は大阪の進学校を辞めて家族、親戚の猛反対を押し切ってまでして上田学園にきています。(大阪出身)

 

廣田は長い間、引きこもりをしていて親に勧められて上田学園にきています。(東京出身)

 

白井は東京に住みたいが為に。そして親に勧められて上田学園にきています。(福島出身)

 

ここには書いてない他の二人もそれぞれの理由があって上田学園にきています。

 

出身地も年齢も理由もきっかけも違えど、それぞれ自分を磨く為に毎日、試行錯誤し、切磋琢磨(また格好つけてます)しながら、ときには先生方に怒られ、褒められながら皆自分なりに頑張っています。

親御さんが上田先生にご相談なさるのは本当に良い事だと思います。でも相談の内容を何回か聞いていて思ったのが「子どもに関しての悩みは俺らの方が分かるんじゃないか?」ということです。自分達は年齢的にも近いし、今の時代の悩みも経験しています。上田先生が良い悪いの問題ではなくて、育ってきた時代があまりにも違う。

毎日学園で接している時にもやはり、世代間のギャップは否めません。良い悪いではなく、これだけは仕方のない事だと思います。だって生きてきた世界が違うのだから。アメリカで育った人に日本の侘び寂びを分かれと言う方が無理な事と同じで。

親御さんが親として相談するのであれば上田先生が適任だとは思いますが、お子さんの場合は自分達の方が適任ではないかと勝手に思っています。

自分も5,6年前は色々な事で悩んでいた時期がありました。極端な話。自殺願望もあって2,3年間は毎日どうやって死のうか、親に迷惑の掛からない自殺の方法はないかと真剣に考えていた時もありました。親に迷惑の掛からない自殺なんて有り得ないけど。

今、思えば何でもない事なのですが、悩んでる本人は結構キツイ思いをしてたりします。

そこで、ほんの少しではありますが、何かお役にたてればと思っています。

誠に勝手ではありますが何かありましたら知花貫徹までメールをお寄せ下さい。

勝手に生徒を代表して、こんな事をしています。