ピサヌローク最後の日。この日は朝ゆっくり起きて、帰り支度をして12時頃にホテルをチェックアウトした。その後すぐに金谷が来てくれて一緒にホテルの車でナレースワン大学へ。全員、大学の食堂で昼食を食べた。物価が安いタイの中でもさすがに学食だけあって一段と料理の値段が安い!麺のスープが一杯15バーツ(50円)位だった。金谷に色々と教えてもらいながら皆それぞれ好きな物を買って食べた。自分は金谷に勧められて、変てこな色のジュースに挑戦。飲んでみたらもの凄い味。日本ではまず味わえない程の甘さだった。強いて言えばコーラに砂糖をスプーン5杯位入れた甘さ。「よくこんな甘い物をこっちの人は平気で飲むなぁ?」と思いながらちょびちょび飲んでいたら、意外と辛いスープに合うじゃあないですか!辛い物と甘い物は意外と合うことに気付いた。
食事を終えて金谷は仕事に。自分達は飛行機の出発までに時間があったので大学周辺を散策。一番暑い時期はもう過ぎているにも関らず兎に角暑い!少し歩くだけでヘトヘトになる。100m歩くのに日本の3倍の体力を使う。途中で寄ったコンビに(セブンイレブン)で大とフジ茶がジュースを買って飲んでいた。でも何か騒いでいたので行ってみると、ジュースの中にアリが浮いている。しかも1匹や2匹じゃない。数十匹は浮いていた。皆は笑っていたけど、二人はブツブツ文句を言いながらジュースを捨てて「損した。何だよ」とボヤいていた。
日本の漫画を売っている本屋があったので、入ってみた。凄い量の日本の漫画がタイ語に翻訳されて売られていた。大が数冊お土産に買った。その安さに二人とも驚きながら「タイってホント安いね」とか話していた。お金を払ったときにレジの女の子が「住所を書いて」とのこと。何か変だなとか思いながらも書いてその場を後に。
後で分かったことだけど、その本屋は漫画を売っているのではなくて、漫画をレンタルしているお店らしい。「なるほど!だからあんなに安かったわけね。住所も書かされたし」飛行機の時間が迫るなか漫画を慌てて返しに行った。(笑)
大学に戻った自分達を前日スコータイに一緒に行ってくれた学生さんたちが校内をまた案内してくれることになった。学生さんたちが「何をしたいですか?」と尋ねてきたので「何処か面白い所はありますか?」逆に聞いてみた。学生さん同士でなにやらタイ語で相談していた。「医学部に行きましょう」と言って来たので悪い予感はしたけど「まさかね」と思い付いて行った。広い大学の校内を電気バスで移動して医学部に着いた。階段を上って着いた先は。悪い予感的中。そこは予感通り“検体”の真っ最中!!!みんなビビリまくり。学生の一人が見学してもいいか聞きに教室の中に入って行った。先生と思しき人と一緒に学生が出てきた。あっさり見学OK!!!ただし写真は撮らないで下さい。とのこと。(言われなくても誰も撮りません)「どうしょうか?」「折角だから見ようか!」「絶対嫌だ」皆それぞれ興味のある奴、嫌がる奴。見たい奴だけ見に行くことになった。他の奴は教室の外で待つことに。興味津々の自分は先頭に立って隈なく見て回った。医学生の中で日本に遊びに行ったことがある学生がいて、検体の最中にも関らず話しかけてきた。そこでお互いに自己紹介なんかをした。「何でこんな所で自己紹介してんだ俺?」とか思いつつも世間話をしていた。見学が終わって「気持ちわりー」とかいう奴もいれば「面白かった」という奴もいた。
大学の中で休憩できる場所があったので、そこでお喋りをした。その後は大学の近くで金谷、ネームさん、学生さん達と最後の食事をした。食事にだけ来た学生さんもいて小さいレストランはさながら貸切状態。皆でワイワイガヤガヤ最後の時を楽しんでいた。あっという間に時間は過ぎて空港に行かなければ行けなくなった。学生さんたちにお礼を言って見送ってもらった。
大学校内の休憩場
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ピサヌローク最後の夕食を食べたレストラン
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空港までは金谷、ネームさん、ネームさんの友達に送ってもらった。空港に着いたらチャンタナー先生が持っていて下さった。先生にこの旅でお世話になったお礼を伝えて、そして11月にはお客さんを連れてまたピサヌロークにくることを約束して、皆に見送られて飛行機に乗った。
たった3日しか居なかったけど、チャンタナー先生、金谷、ネームさん、そして学生さんたちにとても良くして頂いたせいなか、飛行機の中で涙が込み上げてきた。その瞬間寂しさが襲ってきた。「絶対、11月はツアーでまた来るぞ」と心に決めた。
ドンムアン国際空港を経由して日本への帰路についた。 |