いずれは取材許可をと言うものの・・・

 

取材交渉をしてきた。取材をする以前に相手が取材を許可してくれるか、応じてくるのかの段階だ。授業でタウン誌(中身は発表予定乞うご期待)をまた作ろうということで始まった。
先週、取材したいお店をリサーチしておいた。その中からここのお店は取材して、是非、紙面に載せたいとこだけを選んだ。今日、取材交渉してきた。4件取材交渉して、2件OKが取れて、1件は未定で、もう一件は完全に断られた。
なぜ断わられたのか、集材交渉直後は、納得できなかったが、時間が立つにつれて、いろんな失態に気付いきた。
このお店は、駅から近いのだが、ぼろいくさいアパートの中にあるので、このお店を知らないとなかなか気付かない場所にある。そのお店に学生3人で取材交渉に行った。お店の中は、その建物の外見とは打って変わって、清潔感があり、落ち着いた雰囲気だった。商品がところ狭しと、おいてあるのにゴチャゴチャしてない。綺麗だった。店に入って、すぐに交渉に入った。交渉相手がたまたまこのお店のオーナーだった。オーナーに上記で書いたことを伝えたが、オーナーは遠まわしに、こう言った。
クオリティーがいまひとつ、これを見た影響でお店の売り上げが落ちる可能性があるので申し訳ないが、取材は受けられない。それに、そもそも、取材したいとこちらに、交渉する前に、企画書、レイアウトを作って見せて欲しい。
その後も引き下がらずに交渉したが駄目だった。学校に戻ってから、このお店を取り上げた雑誌を見てみた。以前作ったタウン誌と比べて見たが、よく解らなかった。決定的に違うのは、こちらは学校の授業の一環としてタウン誌を作っていて、出版社側はこれを作って利益を上げるという違いだけが解っただけだった。その差だけでも随分違うかもしれないのだが。
どうも、取材を断わったのはクオリティーの問題ではなく、なぜこのお店を取材したいのか?問いの明確な回答、こちら側のこのお店に対する、リスペクト?礼儀がなど、明らかに欠けてたのではないかと思う。思えば、取材交渉なんて簡単なことだと思い込みが自分の中にあったのではないか。どのお店も取材なんて、簡単に、受けてくれるだろうと、鷹をくくっていたのではないか。取材交渉に、企画書、レイアウトが必要だなんて、頭になかった。それが、そもそもの失敗だった訳だ。
もちろん、このまま、終われないので、再度交渉するつもりだ。時間も手間も掛かるし、このことばかりに、やっている訳にもいかない。いづれにしても、まだ取材交渉が始まったばかりだ。こんなことでへこたれている場合ではない。

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