2008年3月13日(木)

 

サウンドトラック

 

映画を見るのが好きな私ですが、たまに気に入った音楽があると、サウンドトラックを買ったりもしています。といっても、ほとんど気に入った音楽家の人のもので、買っているものはかなり偏向しています。

サウンドトラックを買うようになったきっかけは、マイケル・ナイマンの『ピアノ・レッスン』という映画のサウンドトラックでした。題名どおり、ピアノが物語に大きな影響を与えているのですが、劇中で使われるピアノの音楽が印象的な映画でもあります。

と説明していますが、この映画は、もう何年も前に昔、テレビで一度見たことがあるだけです。それから数年後、恐らくは二十歳の時、急にその映画で使われていた音楽が頭の中で流れてきて気になって仕方がなくなって、結局そのサウンドトラックのCDを買ったのでした。

もしかするとこの体験は前に書いたことがあるかもしれません。恐らく一度や二度ばかり無意識に聞いたことがある(であろう)程度の音楽が、急に頭の中を流れてきたんですから、今思い返しても、それは不思議な体験でした。その後は、マイケル・ナイマンのサウンドトラックをちょこちょこ買うようになりました。今は、その人の作品だけでなく、『ダージリン急行』のウェス・アンダーソン監督の映画のサウンドトラックなどを買ったりもしています。

つい最近も一枚買いました。それは前述の『ダージリン急行』ではなく、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のサウンドトラックです。今年のアカデミー主演男優賞を獲得した作品ですが、日本ではまだ未公開で、ゴールデン・ウィークに一般公開になります。石油を発掘して富をつかんだ男が、狂気に陥っていくという話です。実はちょこっと見る機会があったのですが、その張り詰めた空気の中で、音楽が、実に印象的で奇妙な感じで使われていました。それで興味を持ち、ついでにネット上で安く売っているのをたまたま見つけたので、思い切って買ってしまったわけでした。今は、その妖しい世界観の音楽に浸っているところです。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』は、日本で公開されたら、ちゃんと見に行きたいですね。

この映画の予告編も、音楽を含めて非常に素晴らしい出来なので、(字幕に手をかけていないようなのが残念ですが、)ご覧になってみてはいかがでしょうか?

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 公式サイト
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