今週火曜日、4月から始まった文学の授業の後、卒業生で(私にとって)同居人のオギワラさんの誕生会が行われた。祝われるオギワラさんの写真撮影とケーキカットの後、オギワラさんを囲んで、みんなでケーキを食べた。食後は野原先生を中心に雑談…と、ここまでは上田学園の“誕生会”のいつもの流れだった。
食後少し時間が過ぎて、みんなの会話が弾んでいた頃、ちょうど沖縄に住んでいらっしゃる卒業生の知花さんがやってきた。それから急転直下、境さんの料理でみんな夕飯を食べようということになり、境さん、平野さん、私で買い物に行って料理を作ることに。急だったので、料理に慣れない平野さんと私は、「急がなきゃ」と思っていても、慣れない事がうまくいくはずもなく、結果サラダは超大雑把になってしまった。
料理で急いでいる時、私が久々に味わったものがあった。息がし辛い感じ、お腹の中にたまるどよーんとしたもの…。料理を作り終わったあとはぐったりしてしまった。それからご飯を食べ終わるくらいまで、回復するのに時間がかかった。この症状でこれまで病院に行った事はないけれど、一種の病気なのかもしれない。食べるのを待っている時に、「久々に来た」という感覚はあった。でもそれがいつ以来なのかは記憶になかった。極度の緊張で気持ち悪くなるのは、高校受験の日にあった。ひきこもり時代の両親との話し合いの時などもあった。しかし最近は、その感覚はとんと忘れていた。
別にそんな急いた状況には好んでなりたくはないが、かといって生きているうちにはこれからもそんな状態になることはあるだろう。だからといって、今度のような生理的苦痛を体験したくはない。だから、そうならないように気をつけるくらいしか予防法はないだろう。
これはひきこもっていた頃に知ったことだけれど、身体は正直で、心で思っていないことでも、身体は反応してしまうのだそうだ。初めて訪れる場所に行こうとして、入口の前でなかなか足が動かない、なんていうのがそのいい例である。それこそひきこもっていた頃は動けなかった身体も、最近はだいぶ動けるようになってきた。でもこれからは身体ももう成長していかないし、今回のような苦痛には事前に対処して、自分で注意していたわってあげないとな、と思う今日この頃である。