書き手 成瀬

25日

朝はまた村の近くの、昨日とは別の滝で遊んだ。
10メートル以上はあろうかという滝から、滝つぼに二回飛び込んだ。
落下までの時間が長くて、ムチャクチャ怖くて体が硬直した。
荻原まんは溺れかけた。

 

滝のあとは、荻原まんと二人でゾウに乗って30分ぐらい山を歩いた。
ゾウの上はかなり揺れた。ゾウ使いの人がガテンっぽい人で、ゾウの尻をハンマーでボコボコ思いっきり殴っていた。

  

昼食後は、バンブーラフティング(竹のイカダで川くだり)をした。船頭さんがふざけた野郎で、他のグループ客に思いっきり水をかけたり、舟を沈めようとしたり、そんなことばっかりしてて、御かげで他の舟の船頭から俺たちも同じようなことをされた。
1回は完全に舟を沈められて、全員川に落っこちた。
俺も舟を漕ぐのにチャレンジしたけど、舟を漕ぐカイを1本折ってしまった。

帰りのバスの中で、ソフィアとちょっと話した。ジェシカと、女の子二人で2ヶ月ちょっとタイを旅してるらしい。スウェーデンから来たらしい。二人とも21歳で、二人ともすごくかわいかった。

チェンマイに到着してみんなと別れるとき、晩飯に誘われたので、19:30に集合場所のゲストハウスに行った。
そこで、レストランに移動するまでの20分くらい、ずっとジェシカと初めてしゃべった。
 法律を勉強している大学生で、でも高校ではデザインを勉強していたとか、バイトで介護の仕事をしているとか、車を持っていたが、この旅行に来る前に売ったとか、スウェーデンは18才からナイトクラブで酒が飲めるが、店で買うのは20歳からだとか、そんなことを聞いた。
俺は、上田学園の日本語授業とか、タイツアーのことを話した。相手の英語がなかなか理解できないし、こちらの英語も上手く伝わらないので、ゆっくりと会話した。
かなり仲良く話せて、楽しかった。かわいかった。

レストランでは、グレンとかジョーダンと話した。
グレンは明日、タイの南の島に行き、その後はオーストラリアに行くと言っていた。
ジョーダンはジャスティンといっしょに、明日の朝7時に、バスか電車で、気の向くままに2ヶ月旅をすると言っていた。チャンスの来るまま気の向くまま、みたいな感じのことを意味する英語のことわざを教えてもらったが、忘れてしまった。

僕はレストランで、めちゃくちゃ辛いタイ料理を頼んでしまって、全部食べられなかった。近くのテーブルにいた、ナオミと同じゲストハウスに泊まっているという、ノリのいい、けど、どこかいかがわしい外人に僕の頼んだ料理(しかも唐辛子のかたまり付き)を食べさせたら、涙を流して苦しがっていた。
ビールもかなり飲んだ。

なぞのいかがわし過ぎるタイ人が、何度も「マジで?コマネチ?イクイクイク。」って言いながら風俗をすすめてきた。

話は変わるが、ちょっとグレンのことを書きたい。
グレンはいつも誰か女の子と話していた。
常に、女の方から話し掛けてきている。
18才だというが、こいつはホントにモてる男だ。男の俺から見ても、
すごく雰囲気や話すときの感じがいい。
俺もグレンみたいになりたいなぁ〜なんて少し思ってしまった。

僕と荻原まんは、11時半ごろ、レストランを後にした。
最後はその場のみんなで写真をとって、抱き合ったり握手したりした。
ジョーダンは「マジでお前らにまた会いたいよ。」みたいなことを言ってくれて、
グレンも「バンコクより南に行くなら会えたのに」みたいなことを言ってくれた。
ナオミは、「You are good people !!」って言ってくれた。
みんなすごくあたたかい雰囲気で、すごい嬉しかった。


↑お別れパーティー。
左から、グレン、ルーシー、荻原まん、ジョーダン、俺、手前の男がジャスティン、
ソフィア、ジェシカ、顔が少ししか写ってないが、ナオミ。

 

 

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