@潔癖症のウォルト

答えは2です。

 掃除係は、掃除方法に独特のマニュアルがあり、たとえば床にこぼしたジュースなどは、尻ポケットのペーパータオルで足で拭き、立ったまま箒でチリトリに入れます。かがむとつまずくゲストがいるからだという理由ですが、トイレの床までも大量のトイレットペーパーをまき散らして足で拭くのです。チューインガムはへばりついて、足では取れないからでしょうか、とにかく売っていないのです。

 タバコは、ウォルトがヘビースモーカーだったためか、売られています。しかし屋内には灰皿があるけど、建物の外にはありません。なんとポイ捨て自由で、捨てたタバコは清掃員がさっさと掃除しちゃいます。「いつも綺麗にしておけば、客だって汚さないんだ。汚いままにしておけば、ますますゴミを捨てるようになる」彼はそういって従業員たちに自分の哲学を徹底させました。掃除係が無数にいるうえに、地面はちょっと拭くだけで綺麗になる素材を使っています。ゴミ箱も特注です。

 誰でももちろん、汚いものには手を触れたくないので、これで掃除係さん達も楽しく夢の国で働けるのでしょう。