ポッポヤ

ウォルトは自分の鉄道作りにかつての
映画作り並みの精魂を傾けていました。
それは、十九世紀の景観や空想を邪魔しないよう
電線まで撤去して地下に埋めさせるほどでした。
しかし、妻のリリアンはご立腹、いい大人がいつまでも「きしゃぽっぽ」遊びとは
何事だとまったく理解できませんでした。
これは、まずいと思ったウォルト、
妻をなだめようと機関車の名前をリリー・ベルにしたのでありました。
でも、彼女は喜びませんでした。