「西太后に出来なかったこと 」の答え

答えはAの「文字が満足に読めなかった」です。

 

 

 あるヨーロッパのジャーナリストによると、西太后は小さい頃から「五経」など古典の書物を暗記してすらすら読めたということでしたが、実際は満足に文字も読めない女性だったそうです。というのは、清の王朝では文字を女性に教える習慣がなかったからなのです。

宮廷に入り、側室になるときに、2年間、側室になるために試験と検査を行なうのですが、西太后はそこで満足に文字が読めないし書けないという判断を下されました。

西太后はその能力によって権力を取ったのではなく、あくまで子供を偶然生んだために皇太后になっただけの女性でありました。

また余談ですが、中国語をマスターするのは非常に労力のかかることであり、ヨーロッパのジャーナリストの中には中国語を知らないまま中国で暮らす者もいたといわれています。そして彼らはその言葉の壁によって本当の中国の内情を知ることがなく、書く記事はいつも憶測だったことが多かったようです。