疑問
自然保護ってなぁに!? 自然保護って本当に自然を守る為にしてるの? 近年、環境破壊がメディアの間で大きく取り上げられ、一般市民の間でも関心が高まっている。それもそのはず、私たちが普段生活している中でも、容易に自然破壊や地球温暖化を肌で感じ取れるほどに刻一刻と激しさを増してきている。
毎年、夏を迎える度に暑くなっている気がするし、実際に専門家は人間が誕生して以来経験した事の無い速さで地球上の気温は上昇している。自動車や工場から出る排出ガスのせいである地域では酸性雨が降って、山の植物を枯らしている。
農業に関しても今までの経験では対処のしようが無い事が起こっている。例年だと雨が降る時期に全く降らなかったり、果実の花が開花する時期が咲いてみないことには予想が付かなくなっている。
ある南太平洋の島国ではあと数年後には国自体が海の底になってしまうという問題まである。例を挙げるときりが無いほどに様々なことが世界中で起きている。そこで本題でもある自然保護が出てくる。
人間が今まで、そして今も使っている天然資源、特に化石燃料は動物の死骸や植物が堆積して、数千年、数万年を掛けて少しずつ少しずつ出来てきた。数千年、数万年掛かってできた物を私たち人間は百数十年で使いきろうとしている。とてつもない時間を懸けて自然に出来たものを人工的にこれまたとてつもない速さで一気に使うとなると、弊害が出てくるのも当然の事に思える。
人間は化石燃料を使って今に至るまでの社会を急速に発展させる事が出来た。が、ここに来て発展と引き換えに環境破壊という自分で自分の首を絞める様な事態を招いてしまった。
そこで今まで私達がしてきた事を反省して、過ちに気づいた人達を中心に国家やNGOそして個人レベルまで、自然保護、リサイクル、エコロジーが浸透して来ている。
私も自然保護には大いに賛成だし、どんどんやっていって欲しい。第一もし環境破壊が今以上に進行していけば地球は"人間"にとってはとても住める様な所ではなくなってしまう。 何度も言うようですが私は自然保護には大いに賛成です。でもいつも疑問が尽きない。それは自然保護している人達や、その周りの人達はあたかも「人類の為に尽力しています」「自然環境の為に」といった具合に何か偽善な様な気がする。何もその人達を否定するつもりは到底ない。 つづく |