友達がもっと欲しい

 

今、切実に想う友達が欲しい。とは言っても友達がいないわけではない。親しくしている友達が二人程いる。そのほかにも連絡を取ったり、たまに飲みに行ったりする友達が五、六人はいる。友達はけっして多くはないが、いないわけでもない。

自分なりに友達が少ない理由は分かっているつもり。自分は人に適当に話を合わさないし、なれあいも嫌い、傷の舐め合いもしない、自分の言いたいことは言う方なので、あまり簡単に人は寄り付かない。でも最近は場によって人に話を合わせたり、意見を抑えたりする事を憶えた。これをすると確かに人当たりは良くなる。それもそれで、ある意味楽しくはある。でも自分が求めているモノは違う。
今までの日本の社会だと、自分が嫌いな事をしていると「友達が多い人」になれたと思う。でも、これからは自分のやり方も少しずつ受け入れられていくんじゃないかな?でも100%自分に合った人なんて居ない事も知っている。

幸運なことに親しくしている2人とは何の気負いも無く、まるで空気みたいな感覚でお付き合いさせてもらっている。

その中の一人はアメリカ人で、彼女は自分よりも14歳位年上で四年前から日本に住んでいて、尚且つ日本の企業で働いている事もあって、自分の英語よりも遥かに彼女の日本語の方が上手く、会って話す時も、電話で話す時も日本語で会話している。彼女と知り合って、かれこれ四年程になる。知り合った頃は今程日本語が上手かったわけではなくて、ちょっと難しい話になるとお互い理解出来ないところもあったりした。でも「ねっ」とか「うんうん」などで、阿吽の呼吸ではないが不思議なことに意思が通じていた。

もう一人は自分より二歳年下なのだが、自分よりも考え方がしっかりしているところもあり、彼女に会って人に年齢は関係ないのだと知った。彼女とは年も近いこともあって、普通の十代の恋愛話から政治経済まで幅広く突っ込んだ話をしている。
この二人とは前に沖縄で通っていた学校で知り合った。一人は先生、もう一人は同じ生徒だったが、自分も含めて三人とも共通して学校を辞めて今に至っている。二人とも自分の大切な宝のような存在。

だが自分は欲張りだ!もっと友達が欲しい。本当の意味での友達。なれあいではなく、自分に都合がいい時だけが友達ではなく、傷の舐め合いだけをする友達ではなく、本当の友達。相手のことを想ってるからこそキツイことを言ってくれる、朝まで話が出来る、友達が欲しい。
上田学園の"みんな"さぁー話をしよう、喧嘩をしよう、仲良しゴッコではなく本当の友達になろう。俺は"みんな"にも求めていくし、外の世界にも求めていく。だって俺は欲張りなヤツだから。

2003年3月19日午前4:35

 

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