京都 大阪旅行編 V

 

四日目 さらばチーさん、清水寺編

目覚め(書き方が少し違います)

四日目の朝、予定の時間より少し前に目が覚めた。

まだ時間があるためアニメソングを聞き始めた。

もう少しアニメソングを聞いていたいため、もう少し二人に寝ていてくれと思った。

だが、すぐに目覚ましがなった。

一瞬二人が目覚めた。

目覚まし時計の代わりになっているのは携帯電話。

二人は、すぐに携帯電話を手にすると、またすぐ寝だした。

「時間だよー」といい、起こしたかったがとりあえずやめた。

二人とも昨日、比叡山に行って疲れていたからだ。

もっとつっこんで言うと、僕も休んでいたかった。

しばらくアニメソングがなり続く。

交互に起きては時間を見て寝る二人。

時間を確かめるわりに起きない二人。

「…」

なんとなく複雑な心境。

自分も休みたいが、約束の時間を過ぎていることに気づいているのに寝る二人。

「…」

次第にトイレに行きたくなってきた。

「…」

マズイ!この家はつい最近購入した家らしく、電気意外通っていない。

トイレに行くためには、となりの本家にいく必要があった。

だが本家にいる成瀬君のお父さんとお母さんは、とっくに仕事に行ってしまっていた。

いくためには成瀬君を起こして、鍵を借りなくてはならない。

しかし、寝ている二人を起こすのはなんとなく悪かった。

それに起こしたら自分もおきなくてはならない。

選択のときだった。[苦しみながら楽をする]か[一時的に楽にはなるがその後疲れる]かを。

「…」

答えが出た。

まだ我慢できる。

それから三時間後、二人は目覚めた。

 

清水寺めざしてレッツラーゴー

目覚めた僕らはとりあえず、成瀬君のお母さんが用意していってくれた朝食をとることにした。

食事中、チーさんがけっこう時計を気にしていた。

話を聞くと、今から清水寺に行くと、友達と会うのにギリギリだという。

とりあえず急いで出ようということになった。

駅で電車を調べていたら謎のおばさんが清水寺への行き方を教えてくれた。(ありがとうございました)

急いで電車に乗ると、のんびりしだした。

のんびりしていたのは良かったが、いつの間にか計算にない駅が出てきた。

みんなして

「乗り間違えた…」

とりあえずどこで乗り換えればいいか確かめると、どうするか話し始めた。

チーさんは、今から引き返して清水寺に行くと友達との約束の時間にいけなくなる、と離脱を提案してきた。

とりあえず戻ろうということで、正確なルートに戻れる駅まで逆流し、ポイントまで戻るとチーさんはこのままこの電車で戻るといい、僕らと分かれた。

とうとうメンバーが成瀬君と僕の二人だけになってしまった。

正確なルートに戻ると、すぐに清水寺近くの駅に着いた。(駅の名前を忘れてしまいました、すみません)

そこからしばらく歩くと、けっこうな坂道が出てきた。

二人地図を片手に坂道を登り、ときおり団子を買って食べたり、来なかった人達のお土産を選んだり…。

店に入っては出てを繰り返しているうちに清水寺に着いた。           

←清水寺

 

清水寺

清水寺に着いた。

予想以上に派手な外郭。中に入ってみると、入場料をやはりとられた。

この旅で一番金を消費したことって、入場料のような…。

券を買うとすぐ目の前に、入場口がある。

その横には、長い尺で飲む水飲み場があった。

皆必死で水をすくって飲もうとしていた。推論だが、これってただの天国地獄の話にある奴だと思う。

ということで、僕と成瀬君は、おたがいの手に掛け合った。

しかしここはけっこう危ない場所だった。無理して飲もうとする人の尺の後ろの部分があたりそうになる。

これが地獄絵図、か。

中に入るとすぐに清水の舞台があった。

だが予想のほか低く感じた。それとも高く想像していただけか?

しかし高所恐怖症にはこたえる。

途中、縁結びのくじがあった。成瀬君にすすめられて二人でやることになったが、小銭がない。ま、縁には縁がないというところかな。

自己完結していると

「おごってやるよ。二人でやろうぜ」

成瀬君が提案してきた。

「…」

おごってもらって縁結びのおみくじ。あまり気が進まなかったが、減るわけでものでひいた。                        

結果は、成瀬君より良かったというところです。

しかし、全体的に縁結びのところが一番盛り上がっていたような…。

それからは、二人ふらふらと清水寺を回った。

さすがに観光名所だけあって広かった。

  

 

青春時代

清水寺から帰ったその夜、僕と成瀬君は青春時代(?)のことを語りだした。

まぁ、僕の話はおいくとして、成瀬君の話は本当に面白かったです。

しかし昼の疲れから、僕の意識はだんだん遠くなっていきました。

それでも成瀬君は僕を起こし語り続け、僕は爆笑しながら寝るという状況を繰り返していました。

あのときの成瀬君は本当に熱かったです。

そして僕は、成瀬君が純情野郎であることを知りました。

 

(話の内容については内緒ということで)

 

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