絶対にタイでなければならない理由はない 

タイが遠のいていく。タイから帰ってきて2週間以上経っているので遠のいていくは当然だ。当たり前だが常に時間は流れている。東京とタイの温度差もあると思う。タイの気候は日本の真夏の気候だった。東京に帰ってきた時、まだ冬の寒さがしばらく続いていた。そのおかげでタイの暑さと共にタイのことを忘れてしまったと思う。
半年前、私、成瀬、小高、廣田は下見旅行に行ってきた。10日間の日程で、チェンマイ、ピサヌローク、バンコクと周ってきた。今回のタイツアーはこの下見旅行をベースにして計画された。このことは以前にも、何回か書いていると思う。それをベースにしてきたが、ツアー1ヶ月前に、今までずっと放っておいたことが全てこの一ヶ月の間に出てきてしまった。それで私たちはあわてて今まで放って置いた事にようやくてを手をつけ始め、タイに行くまでの3週間一気にやった。そのおかげで何とかなった。お客は増えなかったが。
今回タイには廣田以外の生徒が先に行き、廣田含むお客さんがその後に来る事にした。現地でしか出来ないことが幾つかあったためそうすることにした。現地で出来ないことをしても、時間が余るのでその時間を1日観光した。その翌日、廣田一行を迎えピサヌロークに行った。ピサヌローク市の郊外にあるナレースアン大学の学生と交流した。またバンコクに戻り、観光したり土産を買ったりして東京に帰った。
今回のツアーの過程で俺は下見旅行で計画したツアースケジュールが間違っていたことに気付いた。私達は今回チェンマイ、ピサヌローク、バンコクと3つ全て周る予定で計画を立てていた。私達は3つ全て周らなきゃいけないとでも思ってたのではないかと言うくらいこだわっていた。
しかし、ピサヌローク、バンコクに行っている間、別にツアー中3つ全て周る必要はないのではないかということに気付いた。ツアーを3つくらいに分散して、3種類のツアーを作ったほうがよかったのではないか。例えば、ピサヌローク、バンコクだけでもいいし、チェンマイだけでもいいし、バンコクだけでもいい。それでもタイの魅力を十分味わえるからだ。私達はいらぬおっせかいをしてしまった。3つ全てやりたいのなら、もっと十分に顧客を作ってからの方がよかったかもしれない。それにこの旅行の授業の目的はツアー企画して、宣伝してお客を集めて、それを実行するのが最優先でチェンマイ、ピサヌローク、バンコクのツアーを実行することが最優先ではないことだ。そのところを今回は自分も含めてみんな勘違いしていたと思う。
では今回のツアーを見直してツアーを作るのだろうか。それともまたタイに下見旅行に行って、ツアーを作り直すのか。もちろんどちらになるのかわからない。それに別の国のツアーを作っているかもしれない。確かなことは、これでツアーはタイでなければならないということにならなくったことだ。タイの他にも魅力的な国、地域はあるし、絶対にタイでなければいけない理由はないから。

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