イギリス(ヨーロッパ・キリスト教圏)の人の考え方
☆考え方の基本・・・・人間は完全ではない。
イギリス的考え方からすれば・・・日本人に「英語をマスターしたい」なんてよく言われるが、英語だけでなく、何かを勉強するときに、それをマスターすることなんて出来ない。日本人は日本語をマスターしているのか?マスターしてるとしたら、国語のテストで全員100点とらないといけなくなるはずだ。
◎勉強に100点があるか?
日本・・・ある。問題には必ず「模範解答」があるから。
キリスト教圏・・・ない。70点で十分。100点満点の「模範解答」なんてどこにもない。お互いに意見を言い合って、反論して、どの程度いい議論ができたか。それが重要だ。
◎目的・目標について
日本・・・将来の目的・目標に向かって準備する。例えば、いい会社に入るために、いい大学へ行く。
いい大学に入るために毎日勉強をたくさんする。みたいな。目標から逆算していく。
イギリス・・・今現在の生き方を重視する。明日はわからない。信じられるのは今。
今を一生懸命生きることで未来も拓けると考える。
明日北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうするか?
例えば、スチュワーデスになるためにスチュワーデス科の大学を出て、
もしスチュワーデスになれなかったらどうするのか?
だから、今、自分の好きなこと・自分が充実できることをする。
日本・・・結果が評価される。どれだけがんばったとか、プロセス(経過)はあまり重要視されない。
イギリス・・・結果だけでは評価しない。“プロセスにおいてどう努力したか”が重要視される。
結果、地位などは、その人の人格を評価するものではない。
どんな金持ちでも、仕事の動機が悪く不純で、金もうけのために仕事をするような人を、
イギリスの世間は評価しない。
結果だけでなく、動機やプロセスもきちんと見てあげる方が人間的ではないだろうか? |
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