岩の高さは十数mあったと思う。登って、見る景色は格別そうだ。

最初は去年のサバイバル経験した(室内だが)成瀬、廣ポンが

登った。2人と、去年経験したため、何事なく登りきってしまった。

そのためか、私達もひょっとしたらできるかもしれないという

よりこれはもう登りきらなければならない気持ちの方が高まって

きた。だが実際登ってみると、なかなか、ビレイポイント(確保支点)が見つからない。

ビレイポイントが見つからないので、手足に疲労がたまり、落っこちそうになる。そういう時は、まっすぐ上に登るよりも、横に移動してビレイポイント(確保支点)を探した方が疲れない。そこで、ビレイポイントを見つけたたら、そこで、一休みもできるし、この先、どうやって登ろうかと考えることもできる。上に登ると手足に負担が掛かるから手足が疲労している時は、登らない方がいいと思った。それで、何とか3人とも上に上りきった。やはり、景色は良かった。登山で登ったときよりも良く見える。岩をのぼらきゃわからないからだと思う。      

景色を堪能した後、下に下りなければない。一見降りることのほうが簡単そうに見えるのだが、これが結構難しい。いや難しいというより「怖い」という方が正しいと思う。最初の一歩が怖いのだ。後ろ向きでぴょんと降りるのだが、ビルから飛び降りる感じでこれが怖くて、なかなかできずに、その場に留まってしまう。いくら命綱がクラビナにつながっていてもなかなかできずにいた。しかし、この上にずっと留まるよりは下に降りた方がいいと思って、降りたら降りれた。後はピョン、ピョン跳ねずに、下、上を見ながら、後ろ歩きをして、ゆっくりと降りてくればいい。

「重たいよ」byヒロポン

最初は、みんな、岩を登るだけだったが、今度は、登るだけではなく、クライマーの生面線のザイルの緩みを常に、直す、ビレイヤー(確保者)をやってみた。何度も言うようにクライマーが、1メートル足らず移動するだけでザイルは緩むので、すぐにザイルをひっぱって、ぴんとする。それを何度も繰り返す。クライマーを見ながらそれをやる。内心、早く登り終えてくれと思いながら、クライマーが少し移動するたび、ひたすらザイルを引っ張り続ける。後ろで、先生がサポートしてくれてたとはいえ、疲れます。
クライムを2回終えて 、おっチャン(小高)だけが2回目をやっていた。おっチャンは、

さっさか、早く登ることはなく、真っ直ぐよりも斜めに登りながらゆっくり着実にビレイポイント見つけて、登っていく感じだった。スタート時は、それが功を奏して、着実に登って行った。 
だが、もう少しで登り切るところで詰まってしまった。次のところにいくビレイポイントが見つからずに、そこで立ち往生してしまった。すぐ近くにビレイポイントがなく、1,2m

斜め前のところにあったので、よじ登って、行こうとしたが、失敗してしまった。再度試みたが失敗。3,4、回目も失敗。その次もそのまた次も失敗。そうこうしているうちに、おっチャンが疲れてしまった。もう、やめて降りればいいじゃないかという思いと、せっかく登ったんだから登りきった方がいいじゃんという思いが交錯して                                           おっチャン考え中 
いた。 ところが、肝心のおっチャンの方は全く飽きられめる様子もなく、何度も
挑戦していた。一体何度挑戦したがわからないが、ついにおっチャンが突破口を

見つけて、強引によじ登って、そのままゴールにたどり着いた。

  
あっ、みつかった? 小高                        

 

 

朝、小峯先生が作ってくれた、キノコスパゲティが、キノコスパゲティを初めて食べる自分をたまらない満足感にしてくれた。 


      

 

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