2009.10.2〜10.11
ナレースワン大学の日本語科の学生に日本語を教えて来ました。
私たちの拙い授業を熱心に受けてくれた皆さんに感謝、感謝です。
授業は5日間もやらせていただきました。長いようであっという間に過ぎてしまいました。
最初の授業は1年生。夜間クラスの学生が、わざわざ午前中に来てくれました。
1年生は1人の教師(上田学園生)に4、5人というグループレッスン。
まだ入学したばかりで日本語はまだまだ・・・のはずが、高校生の頃に勉強してきていた人がほとんど。すごい出来るんです。
平野「うわー!!!!みんなできるじゃないかー!!!!」
喜びのうわーじゃないですよ、焦りです。どーしよー!!!!です。
多めに準備していたつもりが、みんなスイスイできちゃう。あれ?できることが尽きてしまうんじゃないか?
冷や汗ものでしたが、よくよく続けてみるとやっぱりまだうろ覚えのところがあったり。とにかく自分たちのできること、挨拶、数字、五十音などを繰り返しやっていきました。五十音を始めたときには、興味があったのか学生が少し前のめりになった印象を受けました。そういう顔が見られると、ホッとすると共に、手ごたえとまではいかないですが、そのようなものを感じられて嬉しくなります。
平野クラス
一番の古株平野は、緊張しながらも上手な教え方。
根本・横山クラス
とりあえず笑っとけ!な根本と、ノリの良い横山。
郡司クラス
マイペースがウリの郡司。常に笑い声が聞こえて賑やかな授業。
2年生は私たちの授業の前に、ナレースワンの高橋先生の授業がありました。パワーポイントを使ったスタイルで、うまく説明はできないのですが、とにかくすごい面白い。準備にどれくらい時間かけているんだろう。あのアイディアってどこから出てくるんだろう。教師としてのスキルは雲泥の差にしても、やれる準備はやりきったぜ!と思っていた自分が恥ずかしくなってしまいました。
3年生も夜間で、こちらは通常通り17時スタート。他の学年が数日あったのに対し、3年生はこの日1日だけ。
授業は会話をすることに。男の子が積極的で、会話をリードしてくれました。日本語もとても上手で、話がスムーズでした。
授業風景
平野クラス
宍戸さんと。
根本クラス
タイでお世話になった増田さんと。
郡司クラス
横山クラス
日本から一緒にタイへ来た、聖園学園の学長、シスター青木と、教授のシスター国枝と。
どうして日本語科に入ったのか聞くと、
「日本語の教師になりたいから」
「日本の企業に勤めたいから」
「漫画が好きだから翻訳する仕事をしたい」
など、みんなそれぞれ夢がありました。
んーまぶしい。
3年生と共通で出た質問が、「雪を食べたことがありますか」でした。
それも必ず照れくさそうに聞きます。
食べてみたいっていう感覚は万国共通だったりして。
2年生は、少人数。そして、みんな女の子。タイの女子学生はとっても可愛い。スタイルも良くて、制服のタイトスカートがものすごい似合います。
このクラスは平野・郡司、根本・横山の2グループに分かれてやりました。動詞の活用などの授業。とても熱心で、学生さんに救われました。
最終日にはいろいろな会話も楽しみました。ひらがながカワイイ!と話していて、ちょうど日本のカワイイ文化を調べていたので、日本でカワイイと思うものを聞いてみると、キティ、ブライス、、、妖怪も面白い!と楽しそうに話してくれました。それから、タイのニックネームの話も。産まれたときに呼び名も同時につけるそうで、産まれた日に雨が降っていたから“フォーン(雨)”とか、お母さんがうさぎが好きで“カタイ(うさぎ)”とか。日本にはないから、ちょっと不思議な感覚。逆に私たちのあだ名が単に本名からきていることに、少しキョトンとした様子でした。
会話が始まる前は、おとなしいのかな?と思っていたのですが、ニコニコしながらいろいろ話してくれて、とても楽しかったです。
授業後には、学校のバッジが欲しいと言う根本のために、みんなで売店まで連れて行ってくれました。
ストラップやお菓子を頂いちゃいました。すごい嬉しい。大事にしますね!お菓子もおいしくいただきました!!
帰り際、急いでいたらはぐれてしまって、ちゃんと挨拶できなかったのが心残りですが、本当にありがとうございました。
是非、いつか日本へ来てください。
大学校内にあるテキスタイルミュージアム。
タイのさまざまな民族衣装や刺繍などが見られます。
いろいろ説明もしていただきました。
服の裾から糸が出ているものがあって、それが長ければ長いほど長生きするとか、
嫁入り前には蚊帳を1日で仕上げなければいけないとか、
素敵な柄が入った服は、大事なものとして普段は内側に着て外側は黒。葬式のときになるとひっくり返して、「これから良い事があるように」という願いを込めて柄を表に出すなんてのも。
他にもいろいろな話をしてくれて、興味深かったです。
写真は、ナレースワン大学のソーパー先生と、聖園学園のシスターのお二人、そしてタイで旅のお世話をしてくれた増田さんと。
皆さん、本当に良くしてくださって、おかげでとても楽しい10日間でした。
この場を借りてありがとうございました。
シスターのお二人のお仕事の関係で、幼稚園の見学に私たちもくっついていきました。
みーんな顔が真っ白!
かゆくならないようにベビーパウダーをつけているんですって。
それにしても・・・ちょっと笑っちゃいます。
子供たちは、なんだか見慣れない人たちがいっぱい来て、警戒?気味。
この子だけは人見知りしないで、上田先生にくっついていってました。
髪型が似ていて可愛い。
ページ作成:根本麻衣