終わりの地
とうとうつですが
僕の人生は中学時代に一度終わっている。
ひきこもると言う形で終わっている。
そうすることでしか生き続ける事ができなかったからだ。
だから僕にとって中学校は終わりの地なのだ。
だが、近いうちに
終わりの地である中学校にいかなければならない。
選挙がそこで行われるからだ。
とはいえ、今まで選挙に……
中学校に行ってなかったわけではない。
むしろ行っている回数のほうが多い。
そう、あれから何度も終わりの地である
中学校に行っているのだ。
だが、それは
僕が今まで過去に何の関心も持っていなかったからだ。
思い出すこともなければ
思い出そうとすらしなかった。
だから中学校に行っても何も感じなかった。
ただそこに行っているだけだったからだ。
だが今は違う。
でも少し書いたが
僕は最近過去に興味を持ち始めている。
少しづつではあるが過去を見つめようとしている。
そのせいか
今回の選挙には妙なものを感じている。
別に選挙自体にはさほど関心はないのだが
中学校
と言うところにひどく何かを感じている。
それは時にはいやな記憶さえ呼び覚まし……
楽しかった日々を思い出させる。
なんと言えばいいのかわからないが
不思議な感じがするのだ。
そう、例えるなら
中学校は僕にとって
無数の絶望と
1つの希望が入っている
「パンドラの箱」
なのだ。
そして僕は今まさにその箱に触れようとしている……
今までは見ようとさえしなかった忘れていた思い出に……
昔の自分に。