2007年5月17日(木)


Golden Week's

 

少し遅くなってしまったが、今年のGW中のことを書いてみる。

どこに行ってもたくさん人がいるだろうと思っていたが、いろいろな場所に出て歩いた。思いがけず、ボクシングの世界タイトルマッチを見たし、歌舞伎を見ることもできた。2つとも初めて見るものだったので、初めてづくしのGWだったとも言える。

遊べたという満足感はあったけれど、それでもどこかもやもやした感じも持っていた。
もともと、4月の終わりごろから、自分でも何故なのかわからないが、なんとなくイライラがたまっているのを感じていた。遊べたし楽しくもあったけど、それが解消できたわけではなかったのだった。
−自分を解放したいけれど、解放するのを恐れている− そんな所もあったのだと思う。

また5月1日には、1000円だということで、2本映画を見に行った。

「明日、君がいない」と「バベル」

「明日、君がいない」は、オーストラリアの高校を描いていて、最後には一人の高校生が自殺してしまう話だった。学校の中に潜む息苦しさと、誰もが何かを抱えているということが印象に残る。
この映画の監督は、実際に高校生の時、友人が自殺したことに衝撃を受け、脚本を書き、わずか19歳でこの映画を作った。その鋭敏な感覚が、この映画にリアリティを持たせていたのだと思う。

「バベル」は、日本人がアカデミー賞にノミネートされたので、さんざん紹介されている。
この映画は、見る人によって評価が分かれると思うが、私は好きだ。
何よりも、今の時代にこのテーマ −コミュニケーション− で映画を作ったということが、重要だったのではないかと思う。この映画の監督も、やはり実際の体験からこのテーマを考えたらしい。

経験から何かを感じ取る、そのセンスを磨いておきたいものだ。

4月25日 「食べ過ぎにご用心」

4月19日 「春休みの日々」

2007年3月までの日記

トップページに戻る