2007年6月14日(木)


ダヴィンチとモネ

 

ここ最近、2週間ほど続けて美術館に行って、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」と「モネ展」を見てきた。どちらも日曜に行ったので、たくさんの人でごった返していたけど、実のある時間を過ごせたと思う。

見に行って感じたのは、それぞれの作家がこだわりを持って絵を描いていることだった。

ダヴィンチは、構図なり、人の手の動きや身体の造型なんかも自分で調べて分析して、それを絵に生かしていた。モネは、自分の感じたままを、そのまま絵に写しこんでいた。もともと明るめの色調は特徴的なのだけれど、水面にうつる景色をそんなに意識して描いていたのか、と思ったし、睡蓮の連作を見て、「なぜモネは、ここまで睡蓮をこだわって描き続けたのだろう?」ということなんかも、素直に不思議に思った。

二人とも時代も作風も違うが、今ではその名を知られ、高く評価されている芸術家だ。

芸術的な価値のあるものを生み出すためには、「飽くなき探究心」が必要なのだろう。また、それにどれだけ情熱を燃やせるかということも、大事なのだろう。

ダヴィンチが「受胎告知」を描いたのは20歳の時だったそうだ。逆にモネが60歳を過ぎてから、「睡蓮」の連作をたくさん描いた。

何かを生み出すのに、年齢なんて関係ないのかもしれない。

5月31日 「似ていた状況」
5月17日  「Golden Week's」
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